顔が、痛みに歪んでいた、のだと思います。
痛みの合間に押し寄せる快感に
感覚の全てを持っていかれそうで、
自分がなぜ、泣きながら叫んでいるのか、
それすらもわからなくなっていました。
恍惚とした、というには程遠い、
でも決して嫌ではない、痛み。
挟まれている箇所の感覚がだんだんなくなっていくのに、
パドルで叩かれた胸が揺れるたびに、
感覚が戻り、
その痛さに悶え、
苦しむ。
あまりの痛みに耐えきれず、
泣きながら「外してください」と懇願する。
外していただくことを願ったのは私なのに、
外されるその瞬間の、
一瞬の強すぎる痛みに、
声にならない叫び声をあげ、
その箇所を守るように身を捩るも、
全身が固定されているためそれも叶わず。
追い討ちかけるように、
さらにそこをパドルで責められ、
気を失いそうになりながら、
痛みと快楽の波に呑まれていました……。
気を失えたら、と思いました。
意識を手放したら、楽になれるのだろうか、と。
どんなに泣いても、何度果てても、
手放すことができない意識の中で、
そんなことを思い、願っていました。
……それもまた、叶うことはありませんでしたが。
全てが終わった後に、
それまでの激しさからは想像できないほどの、
優しいキスが降ってきて、
全てを曝け出した私を受け止めていただけたことに、
感謝いたします。
帰り際、足が震えてゆっくりしか歩けない私を
気遣っていただきながらも、
階段で降り、スリッパルームがないかどうか
確認しながら各フロア覗き見したことも、
とてもスリリングな体験でした。
またお会いできる日を、
心より楽しみにしております。
高倉深亜

コメント