自分で視覚を奪うように言われ、
それをつけた瞬間に、
自分の呼吸を
いつも以上に
大きく感じました。
五感の一つを奪われると、
残りの感覚が研ぎ澄まされます。
鋭くなった聴覚で拾う音たち。
貴方様の動く音、
金具がぶつかる音、
縄を手繰り寄せる音。
貴方様につけていただいた口枷から
溢れ、こぼれ落ちる自分の液が、
床に落ちる音。
指先で、
優しく、
焦らすように、
触れられただけなのに、
身体も声も
いつもより大きく反応してしまい、
強い羞恥心を感じました。
自分では全くコントロールできずに、
何度も迎えるその刻に
罪悪感と背徳感が……。
我慢できず、
貴方様の許可なく
それを迎える度に、
罰として振り下ろされる痛みで
脳に戦慄が走り、
自分が剥き出しになっていくのがわかりました。
身を捩っても、
避けきれぬ赤の熱さに、
ただ涙を流し、
赦しを乞うことしかできず…。
無様に自分を曝け出すことしかできなかった私を、
それでも受け入れてくださった貴方様に
心から感謝しております。
お会いする度に、
新しい自分と出逢わせていただき
ありがとうございます。
次の逢瀬に、また期待をよせながら……
高倉深亜

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